カテゴリ:病院生活( 1 )

病院生活

9/24

明日から待ちに待った旅行という前日、自宅のカーペットに薄い透明なビニールが落ちていてそこに足を滑らし骨折というお粗末な私でした。
幼子たちと遊んでいた私は門のインターホンが鳴ったので、慌てて出ようとしたのが間違いでした。
もう少しあの時に落ち着いて行動していたら、今頃は旅行記など綴っていたことでしょう^^;
兎角事故などと言うものはこんな単純なミスで起きる事が多いのかもしれませんね。

同室には自宅の階段から落ちて足首を骨折した人もいました。
病院の窓から見える景色は殆ど空模様です。
九月の終わり・・・晩夏を惜しむような真っ青な空にぽっかりと綿菓子のような雲が浮いていました。
そんな事情で入院の予定もなく突然入院ということになったので、カメラを持っていくこともなくあ~あの雲を撮れたらなぁ~とベットの上で悔しい思いをしていました。

以前撮った空ですが・・・

頭も手も自由、ただ歩けない私は空の鳥を見て殊更羨ましい気がしていました。

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☆渡り鳥翼なき身のわれにとり身軽な君がいっそ羨まし

でもこの時の心境は身軽というより羽根をもがれた鳥の心境でした。

☆空を飛ぶ羽根ある鳥を眺めつつ足を触る日無念さ抱え

☆病室の窓の景色も刻々と変わりゆくなり秋暑き日々  

☆病窓に連なる鳥や秋の空

☆秋晴れや退院のひと笑顔見せ

今日はベットを波状のマットのベットに取り替えました。
寝返りが出来ないので、四人の看護婦さんがシーツの四隅を持ちよいしょと持ち上げ
移動・・・
腰や股関節のあたりが痛くて悲鳴を上げてしまいました。^^;
仰向けに寝てばかりいると床ずれになるということで時折看護婦さんが来て横向きにして行くのだけど
痛いのなんのって激痛が走ります。
それで一人でゆっくりやりますから、押さないで下さいね。といいつつ横向きに・・・
でも長い時間は持ちません。この辛い経験は忘れられません。

9/27

趣味の会で今頃は俳句をやっているのだろうなと思いつつ過ごす一日でした。
前もって宿題は送ったので支障はなかったけれど、平和な公民館のひとときを想像して雲を眺めてぼんやり・・・・
今日はベットの上でシャンプーをして貰いました。
凄いですね。今は寝ていてシャンプーをして貰えるんですね^^
暑い日が続いたので、さっぱりして気持ちが良かったです!

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☆「明日手術」と語る隣のベットの女(ひと)不安を隠し明るく笑ふ

☆手術後はただ昏々と眠ってる膝の関節包帯の女(ひと)

この日の茜空は素晴らしかった!
カメラがあったらと又思う瞬間でした。

☆四階の病窓からの茜空暫し見とれむ陽の落つるまで

9/30

九月最後の日、快晴で空の青さに白い雲が限りなく魅せられる
雲の形が刻々と変わっていく・・・・

☆あんぱんやクリームパンやフランスパン変わりゆく雲ベットで見入る

☆賑やかな女(ひと)は隣の病室へ引っ越す夕べちょっぴりl寂し

病状が良くなるとナウスステーションから遠くなって行きます。

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10/4

今日は初めて車椅子に乗る

ベットのシーツを取り替えるためにベットから降りなければならなかったから・・・。
この日を切欠に少しずつベットを降りて自分で車椅子での移動をすることが出来るようになりました。
その嬉しさは何とも言いがたいものがありました^^

ベットからの景色からもっと色々な場所の景色を見れるという幸せ☆

☆ベットから見ていた景は車椅子で一気に変わり世界広がる


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10/7

車椅子に乗って三日目、大分楽に方向転換など出来るようになる。
リハビリも四日目、リハビリ室へ看護士さんが連れて行ってくれてまず金属のポールが左右に二本ある所へ行き車椅子から立ち両手でつかまり立ちしながら歩行の練習をする。
右の骨が折れているので右には左に掛ける体重の三分の一大体十五K位かけて歩きます。
右から左への体重移動の時凄く痛い!
この夜は腰が痛くて眠れませんでした。

10/8

リハビリ四日目、昨日は歩くのがしんどかったのに今日はやけにスイスイと歩ける
辛い歩行練習だけど、筋肉を使い少しずつ力がついて来たようだ・・・

テレビで五木寛之の対談を聞いた・・・
彼はあの時代の人の男性には少ない感性を持っている一人に思えた。

生き難いこの世の中で生きているというただ生きていだけでとても価値のあることだと。。
(人の痛みも分かる)

世の中プラス思考がもてはやされるがマイナス思考を大事にすることが人間としての成長に繋がると・・・

又女性の旬は五十代からとも。。

子育ての時代が終わり第二の人生を歩むことが出来るのは五十代過ぎてからだから・・・
興味のあることを深く勉強したりして精神的な豊かさが備わってくる。
服装や立ち振る舞いにも美しさを意識して生きることが出来る時代。
今までの人生をある意味リセットして新しい人生を始めることが出来る。
人生は登山のようだ・・・
特に山を下るときの心境が大切・・・ゆったりと周りの景色を見渡しながら下っていく。

いちいち納得・・・説得力がありました。

10/12

今日は初めて松葉杖で練習しました。
最初はリハビリ室を出て前の廊下を歩くのだけど、とても疲れて汗がビッショリ!
何回か繰り返して歩くのがスムースになって少し自信がついて来ました。

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コーラスの友達が三人お見舞いに来てくれました。
雑誌やお菓子などお見舞いに・・・
特にファッション雑誌は私など一生着ることが無いような高級なブランド!
秋物に目が点になります。
早く元気になって素敵なファッションで出かけましょうね。という友達の配慮に本当に好みのファッションに身を包んで街を闊歩したくなりましたo(*^▽^*)o

10/14

私の退院が10月16日と早まったので、慌ててコーラスの人達十人が車に二台に分乗してお見舞いに来てくれました。
友達の優しさと友情に感激した1日でした。

☆一週間早く告げらる退院に歩けぬわれに焦るも承諾

本当はリハビリをしっかりしてから退院したかったのですが・・・。

10/16

退院  秋晴れの退院にふさわしいようなお天気でした。

一日も欠かすことなく来てくれた娘に感謝!この私の怪我を切欠に娘は子の母としてが娘として人間的にも成長したと思います。
この病床日記を綴る10月27日は快晴!爽やかな秋陽の差し込む部屋で綴っています♪

今は松葉杖一本でかなり歩ける気がします。まだ外へ行った事は無いのですが・・・。
一つの発見は今まで私自身が動かなければ事は始まらないような気がしていたのですが、娘や
息子が私の代わりに何でもやってくれています。
母親が動けなければ自然と周りが動いてくれるのだなと思いました。

この長い文章は私の自己満足の記録です。
もっともっと色々な経験をしましたが、その一部です。お暇な時に気が向いたら覗いて下されば嬉しいです。

短歌

★もぎたての 仄かな匂い故郷の懐かしき味あけび手に取る    tokujiさん

☆故郷の山に登りて道端のアケビ食む日は遥かなりしか       しおり

★コスモスのうなじ見せてね翳りゆく秋の子ならむ詩がすきな子は  散人さん

☆傾ける陽光背なのコスモスを見つつ詠へりわれはうたびと      しおり
by kotonoha222 | 2011-10-22 20:19 | 病院生活

日々の出来事を写真と共に綴って行きます。
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